食事制限ガイド
出汁(だし)はヴィーガン?和食の土台をやさしく解説

結論から
ほぼすべての和食の土台にある出汁は、たいていヴィーガンではありません。日常的な「合わせだし」はかつおぶし(燻して発酵させた鰹を薄く削ったもの)と昆布から取り、家庭や安価な店では煮干し(いわし)を使うことも。鰹も煮干しも魚なので、出汁で炊いた「野菜だけ」の一皿も植物性ではありません。
なぜあちこちに隠れるのか
出汁は味噌汁、煮物、卵焼き、うどんやそばのつゆ、無数のタレやドレッシングの背骨です。あの茶色い瓶の顆粒だしも鰹ベースで、「だし入り」味噌には魚の出汁が最初から練り込まれています。これが日本でヴィーガンが陥る最大の落とし穴——肉が無いように見える料理に動物性が潜むのです。全体像は総合ガイド日本でヴィーガンは食べられる?へ。
本物のヴィーガン出汁
日本には深い植物性の伝統があります。昆布だし(昆布を水に浸す)と椎茸だし(干し椎茸)は、魚を一切使わずに豊かな旨味を生みます。これが精進料理(精進料理ガイド)の土台であり、昆布・きのこ・焼き野菜で出汁を取る新しいヴィーガンラーメンの基礎でもあります。
おいしく食べるコツ
一般の店では「出汁は昆布だしですか、鰹・煮干しが入っていますか」と確認を。精進料理やヴィーガン専門店(下記)が確実です。レシピは店ごとに違うので、大事なときは「昆布だしですか?」のひと言を。先に伝えておくとお店も助かります。
対応を確認した店
こまきしょくどう 鎌倉不識庵
口福セット(季節の惣菜九品・ご飯・味噌汁)
鎌倉の寺院の流れを汲む秋葉原の高架下の手頃なヴィーガン食堂。ニンニク・ネギも使わない本格精進の惣菜が味わえる。
- ベジタリアン
- ヴィーガン
- 一人
- 気軽
宗胡
日本酒・ワインと合わせる、三週間ごとに替わる季節の精進会席
二つ星「醍醐」出身の野村大輔シェフが率いる六本木の洗練された精進料理店。植物性の禅料理を厳選した日本酒やワインと合わせる。
- ベジタリアン
- ヴィーガン
- 記念日
- 接待
- デート
精進料理 醍醐
旬の野菜・豆腐・湯葉の精進懐石
愛宕山の麓で1950年から続く、ミシュラン一つ星の精進料理店。庭を望みながら旬の植物性懐石を味わえます。
- ベジタリアン
- ヴィーガン
- 記念日
- 接待
FAQ
- 昆布だしはヴィーガン?
- はい。昆布だしと干し椎茸のだしは動物性を含まず、精進料理で使われる伝統的なヴィーガン出汁です。
- 顆粒だしはヴィーガン?
- たいていは違います。市販の顆粒・液体だしは鰹や煮干しがベース。昆布のみ・ヴィーガン表示のものもあるので表示を確認するか店に尋ねてください。
