食事制限ガイド

定食の食事制限ガイド:どんな食のスタイルでも定食を楽しむ

定食の食事制限ガイド:どんな食のスタイルでも定食を楽しむ

© Blue Lotus · CC BY 2.0

定食とは

定食(ていしょく)は、主菜・ごはん・味噌汁・漬物がセットになった「型」です。定食屋、大学の食堂、デパートのレストラン街など、どこにでもあります。丼やラーメンのような一皿ものと違い、要素がトレーに分かれて出てくるので、抜く・替える・よけるといった調整がしやすいのが最大の利点です。

自然に安全な中心

  • 白ごはん — ヴィーガンにもグルテンフリーにも対応する土台。
  • 漬物(つけもの) — 多くは野菜と塩・米ぬかだけですが、着色や醤油で味付けするものもあります。
  • 焼き魚やシンプルな豆腐の主菜は、食べられるなら加工が少なめで選びやすいことが多いです。

隠れた落とし穴

  • 味噌汁の出汁はほぼ必ず鰹(魚)ベース。デフォルトでは菜食ではありません。出汁はヴィーガン?味噌汁 を参照。
  • 主菜は醤油とみりんで味付けされることが多く、醤油には通常小麦が含まれるためグルテンフリーでないことがほとんど。
  • とんかつ天ぷら唐揚げは衣付きで、共有の油で揚げられることも。
  • 卵は思わぬところ(親子丼、卵焼き、衣)に潜みます。

食のスタイル別の頼み方

ベジタリアン/ヴィーガン: 魚出汁の味噌汁を外してもらい、豆腐・煮野菜・ごはんを軸に。出汁は正直に確認を。親切な店なら別の汁物に替えたり省いてくれますが、「対応してくれる」ことと「認証されたヴィーガン厨房」は別物です。

セリアック(グルテン不耐症): 醤油だれの主菜と衣物は、グルテンフリー醤油の確認が取れない限り避ける。塩焼きの魚+ごはん+漬物が最も安全なトレーになりがちですが、ほかに醤油で味付けされていないかも確認を。詳しくは 東京グルテンフリーガイド

ムスリムの方: 豚肉・みりん/料理酒(どちらもアルコールを含む)・隠れた出汁に注意。シンプルな塩焼き魚の定食が最も選びやすいことが多いですが、ハラール認証店はまれなので調味料を確認しましょう。

言葉は 日本語の食事制限フレーズ を携帯。出汁や醤油を抜いてほしい旨を書いたカードは、英語で話すよりずっと確実に伝わります。

覚える価値のある「型」

定食はモジュール式なので応用が効きます。座って食べる店が難しければ、コンビニデパ地下弁当 も同じ理屈(表示された主菜+ごはん)で、印刷されたアレルゲン表示が読みやすさを助けます。トレーひとつを攻略すれば、全国の何千もの店が静かに使えるようになります。

Sources

  1. 出汁 — Wikipedia
  2. 味噌汁 — Wikipedia

FAQ

定食の味噌汁はベジタリアン対応ですか?
たいてい対応していません。出汁は鰹(魚)ベースが基本なので、デフォルトでは菜食ではありません。出汁抜きを頼むか省いてもらいましょう。店によっては野菜だけの汁物に替えてくれます。
定食をグルテンフリーで食べられますか?
主菜が醤油だれ(通常は小麦を含む)で味付けされていることが多いので、必ず確認を。塩焼きの魚+ごはん+漬物が最も安全なグルテンフリートレーになりがちですが、ほかに醤油が使われていないかも確認しましょう。
食事制限があるとき、いちばん頼みやすい定食は?
塩だけで焼いた焼き魚の定食が柔軟で、どこでも見つかります。ごはんと漬物が付き、味噌汁は省けるため、多くの食のスタイルに合わせやすいです。
本田 美咲
  • フードライター歴12年
  • インバウンド外食の専門
  • ソムリエ

東京在住のフードエディター。インバウンドの外食を専門に、年間300食をシーンとメニュー起点で実食。