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1884年創業、東京都選定歴史的建造物の木造店で、活気あふれる空間に手打ち蕎麦を供する神田の老舗。
ここで食べられる?
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店舗情報
- 住所
- 東京都千代田区神田須田町1-13
- 最寄駅
- 淡路町駅 徒歩2分
- ジャンル
- 蕎麦(手打ち)
- 価格帯
- ¥
- 看板料理
- もりそば・天ぷらそば
神田須田町の一角で、神田まつやは1884年の創業以来ずっと手打ち蕎麦を出し続けている。いま建っている木造二階建ての店舗は関東大震災後の1927年(昭和2年)に建て直されたもので、周囲の街並みが焼け落ちた戦時中の空襲もくぐり抜けてきた。左右の出入り口の上を見上げると、松と矢羽根をかたどった格子窓があしらわれている——店名「まつや」にかけた遊び心のある意匠で、初めて訪れる客の多くは気づかずに通り過ぎてしまう。東京都選定歴史的建造物、千代田区景観まちづくり重要物件にも選ばれているが、店内はいまも現役の蕎麦屋そのもの。使い込まれた木のテーブルと網代の壁、昼どきにはサラリーマンから一人客、常連の年配客までが肩を並べて座る、その活気は変わらない。
麺は昭和30年代(1950年代後半から60年代にかけて)に機械打ちから手打ちへと切り替えて以来、ずっと手打ちを守り続けている。二代目・三代目の店主はそれぞれ他店で修業してから戻っており、その一つが徒歩圏の「かんだやぶそば」だった。まずはもり蕎麦で蕎麦そのものの香りを味わい、天ぷらを加えれば定番の組み合わせになる。寒い季節には、同じ出汁につやのあるなめこをたっぷり浮かべた「なめこそば」や、鴨の脂が溶け込んだつけ汁でいただく「鴨せいろ」も見逃せない。時代小説で知られる作家・池波正太郎も食随筆を残しており、この店の常連として「まつやで出すものは何でもうまい」と書いている。彼が描いた気取らない空気は、今もこの店に確かに残っている。
訪れる際は現金のみ・予約不可なので注意したい。特に昼どきは混み合うため、並びたくなければ平日の13時以降がねらい目。定休日は日曜・月曜。英語メニューはないが、メニュー名はシンプルで指差し注文でも十分伝わる。初めてなら天ぷらそばが間違いのない一品だ。
最終確認 2026年7月
営業時間や情報は変わることがあります。訪問前にご確認ください。

