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東京の新店・注目ニュース:2026年夏まとめ

東京の新店・注目ニュース:2026年夏まとめ

© Jakub Hałun · CC BY 4.0

結論から

2026年7月時点で、2026年夏の東京の外食ニュースは、ひとつの大きな流行というより、大物の日本初上陸や移転が同時多発している、というのが実態だ。老舗のニューヨークのステーキハウスがついに日本1号店を開き、ミシュラン評価のメキシコ料理店が広尾の小型店から六本木ヒルズの大型店へ移り、そして東京ディズニーリゾートは2026年7月1日から初の完全植物性天丼をひっそり追加した。今回の話題店の中に、専業のヴィーガン・ハラール・グルテンフリーレストランはひとつもない。本当に食事制限のある旅行者にとっては「知っておく価値はあるが、行きつけにできる新店ではない」と捉え、認証済みの選択肢は当サイトの専門ガイドを参照してほしい。

予約する価値のある新顔

スミス&ウォレンスキーは2026年5月1日、銀座5-8-15に日本1号店をオープンした。創業約50年のニューヨークのステーキハウスの日本デビューで、11〜13階の3フロア構成、バーラウンジ、個室、週数回のライブジャズも備える。メニューはUSDA牛の熟成ステーキが中心で、ベジタリアンやヴィーガン向けは付け合わせ程度。専用グルテンフリー厨房の確認も取れていないため、小麦アレルギーのある人は炭火グリルを共有する厨房での交差接触について事前確認したほうがいい。

オクソモコは、ブルックリンの本店でミシュランの星を獲得したモダンメキシカンで、この春、広尾の小型店舗から六本木ヒルズ ウェストウォーク内のより大きな新店舗へ移転した。フルカクテルバーを新設し、タコスやトスターダに加え6品のディナーコースも用意する。コーントルティーヤ自体は元々小麦不使用だが、メキシコ料理の豆料理やソースはラードやチキンストックで仕上げるのが一般的なので、「メキシコ料理だから安全」と決めつけず、一皿ごとの確認を勧める。

プレ・ドゥ・ラスは、Bib Gourmand選出の南青山の名店「ラス」によるカジュアルな2号店として、2026年4月24日、新施設「原宿クエスト」内にオープンした。ランチコースは3,800円から、ディナーは本店譲りの5,500円のおまかせ。フレンチの常としてバターやクリーム、小麦粉ベースのソースが料理の骨格を成すため、事前連絡なしにヴィーガンやグルテンフリー対応を期待するのは難しい。

炭火酒場おやどりやは、つかだ農場を展開するグループによる新業態の居酒屋で、2026年4月28日に中野駅近くにオープンした。通常は出汁がらとして扱われがちな「親どり(成鶏)」を、80席の店内で炭火焼きの主役に据え直したのが特徴。とはいえ鶏肉と炭火が主役で、醤油・みりん・酒を使う典型的な居酒屋の味付けのため、ヴィーガンや厳格なハラール対応者には向かない。加えて一般的な居酒屋の醤油は小麦を含み、グルテンフリー対応のたまり醤油ではないことが多いため、グルテンフリーを厳格に守りたい人も事前確認が必要だ。

プラントベース派への朗報はディズニーから

今回もっとも食事制限のある読者に直結するニュースは、実はレストランではなくディズニーから出た。2026年7月1日より、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントエリア「レストラン桜」で野菜天丼(2,900円)の提供が始まった。かぼちゃ、なす、れんこん、ブロッコリー、ズッキーニ、さつまいも、きのこ、ヤングコーンを使う。東京ディズニーリゾートの公式説明では肉・魚介・卵・乳製品・はちみつ・ゼラチン不使用とのことだが——当サイトが必ず指摘するポイントとして——同じ厨房・同じ揚げ油を非ヴィーガンメニューと共有しているため、意図しない混入がゼロとは保証できないと公式自身が明記している。ヴィーガン認証メニューではなく、「情報開示のしっかりした植物性(ヴィーガン仕様)メニュー」として扱うのが正確だ。

ミシュランの現在地

2026年後半に向けた文脈として:現行の「ミシュランガイド東京2026」(2025年9月発表、2026年の今も有効なセレクション)では、西麻布の「明寂」が三つ星に昇格し、新規一つ星が14軒加わり、フレンチの「トロワ・ヴィザージュ」がサステナブルな取り組みを評価するグリーンスターに新たに選ばれた。星の数は食事制限への対応力とは無関係なので、ミシュラン掲載店であっても訪問前の確認は欠かせない。

あわせて読みたい: 東京の外食シーンをもっと知りたい方は、ミシュランガイド東京2026のまとめ編集部が選ぶ訪日客向けおすすめ店もどうぞ。

Sources

  1. 原宿クエストにモダンフレンチ『Près de L'AS』がオープン(プレスリリース)
  2. Smith & Wollensky Opens in Ginza, Tokyo — 公式プレスリリース
  3. The MICHELIN Guide Tokyo 2026: All 18 Newly Starred Restaurants — Tokyo Weekender
  4. Tokyo's New Oyadoriya in Nakano Turns 'Parent Chicken' Into Japan's Next Must-Try Izakaya Experience
  5. Tokyo DisneySea Plant-Based Food Guide You Should Know
  6. MICHELIN Inspectors Reveal All on Myojaku, Tokyo's New Three-Star Restaurant

FAQ

これらの新店にヴィーガンやグルテンフリー対応の店はある?
ない。今回取り上げた話題店の中に、専業のヴィーガン・ハラール・グルテンフリーレストランはひとつもない。もっとも食事制限に関係するニュースは東京ディズニーシーの新しい植物性天丼(2026年7月1日提供開始)で、東京ディズニーリゾートの公式説明では肉・魚介・卵・乳製品・はちみつ・ゼラチン不使用とされているが、同じ厨房で調理するため交差接触ゼロは保証されていない。
スミス&ウォレンスキー銀座やオクソモコは予約が必要?
どちらも注目度の高いオープン・移転案件のため人気が集中しやすい。スミス&ウォレンスキーは3フロアあり席数に余裕はあるが、いずれも特に週末のディナーは予約を勧める。
炭火酒場おやどりやはハラールやヴィーガン対応?
対応していない。炭火焼きの鶏肉が主役で、醤油・みりん・酒を使う典型的な居酒屋の味付けのため、ハラール認証はなく、ヴィーガンでもグルテンフリーでもない(醤油は小麦を含むのが一般的)。
東京で本当にヴィーガン認証・専業グルテンフリーの店を探すには?
今回紹介した新店はいずれも該当しない。そうした食事に特化した厨房を持つ店は、当サイトのヴィーガン専門ガイド・グルテンフリー専門ガイドを参照してほしい。
本田 美咲
  • フードライター歴12年
  • インバウンド外食の専門
  • ソムリエ

東京在住のフードエディター。インバウンドの外食を専門に、年間300食をシーンとメニュー起点で実食。